2024年12月6〜8日にシンガポールで開催されたESMO Asia 2024にて、ポスター発表を行ってきました。この学会はアジア地域におけるがん研究と治療の最新情報を共有する場であり、日本からも多くの専門家や研究者が集まっており、夕食なども含めて、交流を持つことがご参加の先生方にでき感謝しております。
ALK融合遺伝子肺癌に関わる発表(ALCURE)をさせていただき、良い経験をさせていただきました。東北日本臨床研究グループ(NEJSG)059という稀少ドライバー遺伝子異常を持つ症例(Total 902名)の免疫チェックポイント阻害薬治療の効果についての発表をしていただきました。また、当院を含めたNivolumab+Ipilimumab治療における高齢者の有効性と安全性について今井先生が発表してくれておりました。
肺癌のセッションが多いことはなく、いつもの学会参加よりも、ゆっくりと時間を過ごせた気がします。何よりも、他の研究者や専門家との先生方と意見交換を通じて、多くの新しい知見を得ることができ、フィードバックを受ける機会を得ました。
シンガポールは初めて訪れる場所でしたが、道路は美しく、異国情緒が漂い、とても魅力的な地でした。カードの利用でスムースに交通機関を利用でき、食事もおいしく、快適でした。気候にも恵まれ、マリーナ・ベイ・サンズ、セントサ島など、名所を巡ることで、リフレッシュすることができました。
執筆 毛利篤人